高濃度ビタミンC点滴療法が癌細胞を死滅・不活性化できるメカニズム とは?

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高濃度ビタミンC点滴療法が癌細胞を死滅・不活性化できるメカニズム とは?高濃度ビタミンC点滴療法は2007年柳澤厚氏により日本に広く紹介され、最近では日本全国で高濃度ビタミン療法の施術が受けられる病院が増えました。

がんになったら肉を食べなさい 溝口徹医師の著書から、高濃度ビタミンC療法が、どのように癌細胞に作用し、効果を上げるのか。また経口摂取において代用することが可能であるかについて触れてみたいと思います。

 ビタミンCは癌細胞のみに毒性を発揮し、正常細胞には毒性がない!

ビタミンCはアスコルビン酸であり、癌細胞が大好きであるブドウ糖と構造がとてもよく似ています。癌細胞は正常細胞の6倍ものブドウ糖を細胞内に取り込む特性があります。

がん細胞は、ブドウ糖と構造がよく似たビタミンC(アスコルビン酸)を細胞内に取り込み、癌細胞の中で、過酸化水素を発生します。

この過酸化水素は、傷の消毒でつかうオキシドールの主成分です。オキシドールは傷に付着した細菌を殺し、自らは水と酸素に変化して速やかに消滅していきます。この反応が、癌細胞の中で起こることによって、がん細胞がダメージを受けて、活性が低下したり、死滅したりするというメカニズムです。

この反応はがん細胞の中でのみ起こるものです。正常細胞には、カタラーゼという酵素が存在し、過酸化水素を瞬時に無毒化することができるからです。

つまり、ビタミンCは、抗がん剤のように癌細胞を殺すために、正常細胞を弱らせるのではなく、癌細胞にだけを攻撃し、正常細胞には安全である素晴らしい戦力となってくれるのです。

NK細胞、マクロファージ、白血球を活性化させるビタミンCの効果

ビタミンCには、癌を攻撃する免疫の主力であるNK細胞を活性化する効果があります。この他にも、マクロファージ白血球などの働きを高めて、免疫力を強くします。また、抗がん作用のあるインターフェロンがよく作られるようにすることもわかっています。

その他にも、ビタミンCによるコラーゲン産生効果により抗がん作用を促します。コラーゲンは癌細胞の転移を防ぐ上で、バリアの役目を担ってくれる大切な存在です。高濃度ビタミンC点滴療法によって、大量にビタミンCが体内に存在することにより、コラーゲンが急速に産生され、癌細胞に壊されそうになったコラーゲンバリアを修復し、転移を防ぐように作用します。

高濃度ビタミンC点滴療法で肺がんの進行が止まった!

実際に、肺がん患者に高濃度ビタミンC点滴療法の治療を行ったところ、転移した小さな腫瘍の周りに卵の殻のようにコラーゲンが形成され、それ以上大きくならないという実例も確認されています。

抗がん作用に効果を発揮するビタミンCの量はどれくらい必要か?

高濃度ビタミンC点滴療法でビタミンCを体内に入れることで、血液中のビタミンCの量は通常の何百倍にもなります。

通常のビタミンC血中濃度は 0.01㎎/dl前後であるのに対し、点滴後は350㎎/dlにすることを目標にします。

このため、いくら大量にビタミンCを経口摂取で飲んでいても足りません。直接静脈内に週2回の点滴投与(一回50~100g)が必要になります。

点滴を行わない日は、ビタミンCを一日6g~10gを一日数回に分けて経口摂取し、なるべく血中濃度を高く維持できるように保つことが重要になります。

 大きな癌にはビタミンC動脈内注射が有効

高濃度ビタミンC点滴療法では、小さな癌が消失したり、転移には効果が強い反面、何センチにもなる大きな癌の場合は、多少小さくなることはあっても消えてしまうほどの効果には届かない場合が多いのですが、癌細胞に近い動脈内から直接ビタミンC注射をすることで、より大きな効果をあげることができます。

日本でビタミンCの動脈内注射を行ったことがあるのは、横浜のメイクリニック院長の松永光明先生、大阪にある田中クリニックの田中善先生です。

実際に行われた治療では、顔面の顎に大きな腫瘍ができた患者さんの顎部分の動脈からビタミンCを注入したところ、急速に縮小する様子が写真に記録されています。

高濃度ビタミンC点滴療法の効果がアトピー、膠原病、うつ病などにも有効

ここまでの説明で、ビタミンCの有用性についてご理解いただけたと思いますが、高濃度ビタミンC点滴療法は癌治療だけでなく、うつ病などの精神症状や慢性疲労症候群、アトピー性皮膚炎、リウマチ、膠原病などにも改善効果をもたらします。

関連記事:溝口徹医師の栄養治療アプローチについて

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