肺非小細胞がんの新薬「ラコツモマブ」末期・転移・再発に生存期間延長効果

標準治療では治療が難しいといわれる肺非小細胞癌の新薬治療実績とは?
ここ数年で標準治療では治療が難しかった肺非小細胞癌の治療実績は、新薬の登場により飛躍的に向上しているといわれています。
以前はその治療効果などに個人差があり、賛否両論のある免疫療法ですが、ここ数年海外でも癌に有効な新薬の登場により、治療が難しいといった患者さんにも希望を持てるようになったと言えるでしょう。
その中でも肺非小細胞がんに特に有意性があると注目を集めている新薬が登場しました。
3B期~4期など再発や転移などステージの進んだ肺がんの患者さんの生存期間を延長できるとして、すでに25カ国で承認済みの新薬「ラコツモマブ」(商品名Vaxiira)ですが、新薬承認が世界より4年遅れている日本では、まだ多くの病院では治療に使われていないのが現状です。
末期の患者さんを一人でも救いたいという思いで、承認前の新薬を積極的に取り入れ治療を行っているのが、湘南メディカル記念病院の阿部吉伸医師です。
新薬を使って最先端免疫治療を受けることができる病院
阿部医師は、ここ数年めざましい進化を遂げている免疫療法に着目し、海外で認証済みの最先端のがん治療を行っています。
免疫治療であるため、患者さんの身体全体の状態を底上げすることにより、癌を克服するといった治療法であるため、今まで当たり前とされた抗がん剤や放射線治療など副作用に苦しむことなく、患者さんが治療を受けることができるのが特徴です。
湘南メディカル記念病院では、月2回の無料相談会を行っているため、治療面や効果などの面で不安なご家族や患者さんご本人もまずはどんな治療法があるのか、自分にあった最先端の治療の有無、治療費の問題などを気軽に相談することが可能です。
ただし、一回の相談会は15名様限定であり、人数制限があるため予約が早期に埋まってしまうケースが多く、早めの予約を行うほうがよいようです。
(新薬を使った免疫療法が受けられる病院の拠点は、東京、大阪、名古屋にあります。それぞれ3箇所で月2回ずつ相談会を行っているそうです)
アクセル+ブレーキ療法相談会に関する詳細は病院のホームページをご覧下さい
癌細胞とともに免疫細胞を殺す標準治療から免疫を活性化させて癌細胞を死滅させる治療
病院に行くことが難しい、治療効果や治療の方法、治療費などをまず知りたいという方は、阿部先生の著書である「アクセル+ブレーキでガンを滅ぼす免疫療法」という本にさまざまな進行がんの患者さんをはじめとする患者さんの改善事例が掲載されています。
日本では、世界で承認されている薬も約4年以上も遅れて承認されるという状況だといわれています。
新薬で治療すれば治るはずの命が、認可や承認が遅れ、経済的な面で治療を受けることが難しい患者さんがたくさんいます。
治せる可能性の高い薬が目の前にあるのに使うことができないのは、とても大きな問題ではないでしょうか。
早急かつ柔軟な新薬承認制度への法改正を望む
日本の厚生労働省などの認可機関では、さまざまな臨床試験や手続きなどが必要であることは理解できますが、まず目の前の患者さんを救うためには、一日も早い新薬の承認が必要だと思います。
すでに、海外で承認されているということは、各国で臨床試験などを行い安全性が確認できているのであり、また4年もの長い年月をかけて日本独自の臨床試験による安全性や効果の立証を行う必要が本当にあるのでしょうか。
情報社会となり、世の中の移り変わりが激しく変革するなか、お役所の仕組みは何十年前の決済制や煩雑な手続きをひきずったままです。
インターネットや情報社会の恩恵による変革の余地は充分にあると思います。
医療業界という人の命を左右する分野ではもっと改善されるべきではないでしょうか。
アメリカなどの大国で承認された新薬であるならば、日本でも仮承認して、すぐに現場に取り入れられるような法改正がなされたなら、今苦しんでいるお子さんからお年寄りまでたくさんの患者さんの命が救われる気がしてなりません。