全身の痛み・激痛の原因と治療法【線維筋痛症】漢方薬で改善・名医

線維筋痛症痛み薬

全身の痛み・激痛の原因と治療法【線維筋痛症】漢方薬で改善・名医

漢方外来において根本的な原因を突き止め、線維筋痛症の激痛が止まった!

全身の痛みを伴い、検査をしても原因を特定することが難しい病気である線維筋痛症。

こちらの著書『治りにくい病気の漢方治療』の中に線維筋痛症の女性の痛みの改善事例が掲載されており、同じ病気と闘っている方にとっては、大きな病気改善のヒントを得られる内容でしたので、概要をお伝えしたいと思います。

通院を続けているものの、痛みが改善されずに、治療法を探している方、痛みを発生する根本的な原因を知りたいという方はぜひこの本をお読みいただければと思います。

東洋医学と西洋医学を中心に治療を行い、様々な漢方医学についての著書を出版されている入江祥史医師の本はとても勇気づけられるとともに、先の見えない病気との闘いに終止符をうってくれるきっかけになってくれるかもしれません。

なぜ線維筋痛症は治療は病名を特定されず誤診されるケースがあとを絶たないのか?

治療法が難しく、痛みを取り除くための根本的な治療が見つからない病気の一つであり、患者にとっては副作用の強い鎮痛剤やステロイドなど別の病気の引き金になりかねない、危険な治療を強いられているという患者さんも少なくありません。

症状は、痛みの他にもしびれや震え、倦怠感、微熱、過敏性腸症候群、めまい、耳鳴り、不眠など多岐にわたる上、繊維筋痛症の病名が特定されずに、別の病気として扱われることが多い病気といわれています。

病院の診断でも、うつ病、更年期障害、自律神経失調症、神経症などと誤診されてしまうケースが多く、経験のある医師ですら痛みの原因や治療法を解明することは難しい上、線維筋痛症という病気は確定できるような検査所見がないために、さまざまな病名をつけられ、本来するべき病気の根本的治療へのアプローチが疎かになってしまい、治癒が難しく、難病といわれる病気の一つになっています。

線維筋痛症の特徴

  • 痛みの強さが天候や気候によって変化する。
  • 特に午前中に痛みが強く現れる傾向がある。
  • 病院で検査しても、特段と悪いところが見つからない。
  • 中高年の女性に多く、膠原病や甲状腺機能低下などの症状が現れることもある。
  • ストレスや不安、心配事を抱えている場合が多い。
  • 18箇所の得意圧痛点のうち、11箇所に圧痛を認める。
  • 広範囲にわたる持続性の疼痛があること。

線維筋痛症痛み線維筋痛症はなぜ漢方治療が有効なのか?

西洋医学では、病名に対し原因を特定され、決まった薬や治療法を行うことが一般的です。

それに対し、東洋医学では患者さんそれぞれの身体の状態を見極め、なぜこのような痛みがおこるのかを模索しながらの治療になります。

わかりやすくいえば、その人の病気の原因となっている体質を変えることに重きをおき、再発しない身体を作るといったイメージです。

そのため、同じ線維筋痛症の患者さんであっても、患者さんごとにその原因は様々であり、処方する漢方薬も異なるということになります。

東洋医学における痛みを引き起こす原因

漢方医学の分野では、「気通ざれば即ち痛む」という言葉があるそうです。

これは、人の体の気・血・水の3要素のバランスが崩れ、病気を引き起こしたり、痛みを発生するという概念です。

西洋医学では、このような体全体の気の流れというものは、全く無視され医師による診察や薬によるアプローチはありませんが、東洋医学においては、患者さんのどの部分に滞りがあり、その原因と対処法を真っ先に考えます。

線維筋痛症の代表的疼痛点は、どこも東洋医学で言う代表的な経穴といわれる場所と一致しており、気の滞りがこのような全身の痛みを引き起こしている可能性が大きいのです。

漢方薬の服用により、気の流れを正常にしてあげることで、この激痛に近い痛みをなくすことができる可能性が高いといえるのではないでしょうか。

痛みを改善した女性の事例;治療の経緯と痛みの推移

①葛根湯エキスの処方(筋肉のこわばりを抑え、体を温めて気の流れを改善するアプローチ)をするも、肩こりの軽減は感じたものの、痛みは以前のままだった。

②葛根湯に桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)を加え、さらに活血力に優れた生薬を処方することで瘀血の改善を取り入れた。→痛みの改善はまだ残る。

③加味逍遥散(かみしょうようさん)喀血作用と抗うつ気分を解消する効果のある漢方薬を追加。精神安定効果があり、不眠の改善などはみられたものの、痛みへの効果はあまり感じられない。

④鎮痛効果に優れる附子を処方:漢方薬の中でも、鎮痛効果の切り札とされる附子(加工附子末)を処方。痛みが軽減したものの、鎮痛効果があるのは服用後の1~2時間であった。

⑤痛みの原因が判明!「湿」を取り除く越婢加朮湯(えっぴかじゅつとう)を処方:診察に訪れた際の診察で目が痒くて目やにが出るということと梅雨の時期であったこともあり、病気の原因が湿邪(漢方でいう外から入ってくる病気の原因)ではないかと判断。体内の水の循環を良くするための漢方薬である越婢加朮湯(えっぴかじゅつとう)を処方すると、目やには数日で収まり、さらに身体全身の痛みもかなり改善した。この漢方薬は、眼や関節などの炎症があるときによく用いられる薬で、利水作用が強くなるために湿を取り除くというものです。

⑥2ヶ月後の来院では、漢方薬を服用していれば痛みはほとんど感じないが、薬を中断すると痛みがぶり返してしまうというふうに話していたそうです。

最終的に患者さんに最適な漢方薬にたどり着くまで、数ヶ月の年月が必要であったものの、西洋医学のような副作用を伴い、根本的な治療ではない薬を一生飲み続けるリスクから開放されることができました。

このように、漢方薬では、確実に治癒するという断言はできないものの、難病や原因不明の病気にとっては、改善の余地が大きく残された治療であると入江医師は話されています。

入江医師は、東京にある証クリニック吉祥寺の院長として、多くの難病の方の治療を行われています。

西洋医学では治療が難しい、原因や病名がわからないなど、身体の不調を相談されてみてはいかがでしょうか。

入江祥史医師の著書一覧はこちらです

 

※細かな内容につきましては、著作権の問題で掲載することができない部分がございます。
著書の中では、このほかにも漢方薬の処方で、気管支喘息、認知症やうつ病、膠原病、バセドウ病、不妊症などの改善事例が掲載されています。

ぜひ本書をお読みいただき、ご自身の身体に最適な治療法とこれからの健康への糸口を見つけていただければと思います。

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