がん細胞を殺す方法(全身温熱療法の効果)

温熱療法

がん細胞を殺す方法(全身温熱療法の効果)

体温を上げるとがん細胞が死滅する。

これはいったいどういう根拠に基づいたものなのでしょうか。

 

通常、私たちの体で老化した細胞や配列ミスを起こした細胞は、死滅(アポトーシス)することで、生体を正常に保っています。

しかし、細胞内のミトコンドリアが萎縮し、働きが弱った細胞は死滅(アポトーシス)することができず、異常増殖を起こし、がん細胞となってしまいます。

このミトコンドリアの働きを復活させ、異常細胞のアポトーシスを促すのが温熱療法が効果的である理由です。

 

統合治療を行う病院では、ビタミンC点滴療法や温熱療法(全身温熱療法・局部温熱療法)などを組み合わせて治療を行っています。

では、具体的に温熱療法はどのような手順で行われるのでしょうか。

 

癌全身温熱療法とは?

体温を上げる薬(ピシバニール)を注射すると、2~3時間すると体温が38度~41度に上昇します。

この高温状態を3時間維持することで、癌細胞を弱らせ、アポトーシスに導かせる方法です。

この時、患者さんは悪寒が襲い、全身がガクガクと震え、ちょうどインフルエンザなどを発症した時のようにかなり辛い状況になります。

しかし、この高温状態を少しでも長く維持することで、癌を死滅効果を高めることができるのです。

この温熱療法は全身を高温にする方法であるため、細胞の加温温度に限界があり、アポトーシスに理想的な温度まで引き上げることが難しいという点にあります。

(がん細胞を弱らせるには充分の効果がありますので、抗がん剤を少なくしたり、高濃度ビタミンC点滴療法などと併用することで、アポトーシスへの相乗効果を得ることが可能です。)

全身の温熱療法は、がん細胞が検査で発見されない微小細胞、全身の転移巣に有効であるため、定期的・継続的に行うことがとても重要だといえるでしょう。

 

※ピシバニールとは、OK432という溶連菌を無毒化させた医薬品で、体内の発熱メカニズムを刺激して、体温を上げるのに効果的です。

1868年にドイツのブッシュ医師が、ガン患者が丹毒菌に犯され、高熱を出した時に癌が消滅したという自然退縮現象を報告しています。

その後も、いろいろな医師による発熱と癌の治療効果について研究が進められています。

湯たんぽなどを複数体に当てて、就寝するだけでも体温の上昇を促すことは可能です。自分で出来る治療法として、
一番簡単で費用がかからず、体にやさしく効果的な方法ですのでぜひ取り入れていきたい治療法の一つです。

 

局所温熱療法と併用してさらに効果的にアポトーシスへ導く

ラジオ波を発する機械を癌の患部に当てることで、患部を42度~46度まで上昇させることができる治療法です。

癌は42度~43度で死滅すると言われていますので、この局所温熱療法は完全にがん細胞にダメージを与えることができ、

肺などの通常治療が難しいと言われている部分でも、効果的に治療効果が期待できる方法です。

余命6ヶ月と宣告された、長友明美さんの著書によると、隔週1回ずつ、胸側と背中側から約90分の熱を加えます。

この温熱療法や少量の抗がん剤、高濃度ビタミンC点滴療法などを複合的に組み合わせる統合医療により、長友さんは見事に癌を完治させたわけですが、

このような恵まれた治療を受けられる病院はまだまだ少なく、医療費も高額になりがちなため、全ての患者さんたちが受けられないことが残念でなりません。

 

しかし、自分で病院を選び、治療を受けることは可能ですので、少しでも早い段階での全身温熱療法と局所温熱療法の治療をお薦めしたいと思います。

副作用がなく、癌細胞を死滅させるためには欠かせない治療法の一つだと思います。

 

温熱療法の治療期間の目安

温熱療法の効果が現れる目安は6週間程度といわれています。

再発を防止するためには、継続的に治療を続けることが大切です。

長友さんの場合、胸の痛みは一ヶ月くらいでやわらぎ、回数を重ねるごとに確実にがん細胞が消えていったそうです。

 

 

 

 

 

 

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